
予防接種・ワクチン
予防接種・ワクチン
毒性を弱めた病原体(ウイルスや細菌)や毒素を前もって投与しておくことにより、その病気に罹りにくくすることを予防接種といい、投与するものをワクチンあるいはトキソイドといいます。予防接種には、法律に基づいて市区町村が主体となって実施する「定期接種」と、希望者が各自で受ける「任意接種」があります。接種費用は、定期接種は公費ですが(一部で自己負担あり)、任意接種は自己負担となります。市区町村が実施する予防接種の種類や補助内容の詳細については、市区町村などに確認しましょう。
定期の予防接種による健康被害が発生した場合には、救済給付を行うための制度がありますので、お住まいの市区町村にご相談ください。任意予防接種によって健康被害が起こったときは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法による救済制度があります。
当院では成人に対して以下の予防接種を行っています。事前にお問い合わせください。
肺炎は日本人の死亡原因の上位にあり、特に高齢者にとっては命にかかわることもある重大な感染症です。
その原因菌の一つである肺炎球菌による感染を予防するために、肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されています。
肺炎球菌は、肺炎だけでなく、中耳炎、副鼻腔炎、敗血症、髄膜炎などを引き起こす細菌です。特に以下のような方は重症化しやすいため、ワクチンによる予防が重要です。
当院では、以下の肺炎球菌ワクチンを取り扱っています。
肺炎球菌による重い感染症を防ぐために、ぜひこの機会にワクチン接種をご検討ください。
ご不明な点があれば、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。
当院では、水痘(みずぼうそう)および帯状疱疹の予防を目的としたワクチン接種を行っております。
帯状疱疹は、過去に水痘(みずぼうそう)にかかったことのある方に発症する病気です。子どもの頃に感染した水痘ウイルス(※水痘・帯状疱疹ウイルス)は、治癒後も体内の神経節に潜伏し、加齢やストレス、免疫力の低下などをきっかけに再活性化して帯状疱疹を引き起こします。
特に50歳以上の方は発症リスクが高く、重症化や後遺症の可能性もあるため、予防が重要です。
当院では、以下の2種類のワクチンを取り扱っております。
接種回数
1回
対象
50歳以上
効果
帯状疱疹の予防効果は約50~60%
長所
費用が比較的安価、接種が1回で済む
注意点
免疫力が著しく低下している方には接種できません
接種回数
2回(2ヶ月間隔)
対象
50歳以上(または免疫低下が懸念される18歳以上)
効果
帯状疱疹の予防効果は90%以上と高く、持続期間も長い
長所
免疫力が低下している方でも接種可能
短所
副反応がやや強め(接種部位の腫れ・痛みなど)、費用が高め
ご自身とご家族の健康を守るために、帯状疱疹ワクチンの接種をぜひご検討ください。
不明点がございましたら、お気軽に当院までご相談ください。
風疹(ふうしん)や麻疹(はしか)は、いずれもウイルスによって引き起こされる感染症で、強い感染力と重い合併症を伴うことがあります。これらを未然に防ぐ最も有効な方法がワクチン接種です。当院では、風疹・麻疹の単独ワクチン、または**MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)**を取り扱っております。
風疹ウイルスによる感染症で、発熱、発疹、リンパ節の腫れなどが主な症状です。
麻疹ウイルスによる感染症で、発熱、咳、鼻水、目の充血、発疹などがみられます。感染力が非常に強く、肺炎や脳炎などの合併症を起こすこともあります。
当院では以下のワクチンを接種できます。
予防できる感染症から自分と大切な人を守るために、風疹・麻疹ワクチンの接種をご検討ください。
ご不明な点があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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